第十三节 かれら
みき
ゆき……せん、ぱい。
みき
ゆき先輩、なんですか！？
みき
そうだ……私、忘れてて。
ゆき
みーくん、話はあとだよ。早くこっち！
みき
でも圭が……。
ゆき
みーくん、そこには誰もいないよ……。
みき
……！
ゆき
さ、はやくベランダから出るよ。
みき
ベランダ……そうだ。廊下に出られないなら
ベランダから出ればよかったんだ。
みき
なんで私、気づかなかったんだろう……。
ゆき
みーくん、歩ける？
みき
先輩の顔見たら、なんだか元気が
出てきました……。
ゆき
ふらふらじゃん。
せーの……。
ゆき
――はやくよくなってね！
みき
ゆき先輩、いま、何したんです？　なんか
胸の奥がぽかぽかしてきて、すごく元気が。
ゆき
話は、あと、あと、早く来て！
みき
は、はい！
くるみ
お、見つかったか。
ゆうり
よかったわ。
みき
先輩……！
みき
ごめんなさい……私、みんなのこと……
忘れちゃって。
ゆき
みーくんのせいじゃないよ。
くるみ
あたしたちも忘れてたからな。
みき
今まで、どうしてたんですか？
ゆうり
話すと長くなるけど、助けてもらったの。
みき
助けてもらったんですか？
ゆうり
それより、前。もう来るわよ！
みき
はい！
みき
そうだ……思い出した。私たち、エトワリアから
戻ってきて……それで……。
みき
気がついたら、めぐねえがいて、圭がいて……。
ゆき
いないよ。
みき
そう、いるわけないのに……でも……。
ゆき
おまえたち、誰だ！
けい
……あと、少しだったのにな。ね、美紀。
みき
けい……？
めぐみ
残念だわ。とても残念。
めぐみ・けい
アハハハハハハハハハ。（这行字是红色的）

第十四节 さよなら
いるはずのない圭。いるはずのないめぐねえ。
2人が笑うと、あたりに闇が満ちていく。
ゆき
みーくん！
みき
先輩！
闇の中、伸ばした手と手が触れる。
触れた手は冷たかった。違う、ゆき先輩じゃない。
この手は知っている。この手は……圭のだ。
けい
……。
みき
どうして、こんなことするの。
けい
美紀のためだよ。
みき
私の……。
けい
後悔してたんだよね。あの日のことを。
みき
あぁ……。
あの日。私と圭が2人きりで、
ショッピングモールに籠城していた頃。
食糧はあって、でも、それだけで。
外に出る勇気がない私のために、圭は1人で
助けを呼びにいって、そして帰らなかった。
みき
そうだよ。
後悔してたよ。しないわけないじゃない。
みき
どうしてひきとめなかったんだろう。
どうして一緒にいかなかったんだろうって。
みき
ずっとずっと思ってるよ！
けい
つらいよね。悲しいよね。だから私が来たんだよ。
みき
……。
けい
これで、ずっと一緒にいられるよ。それじゃダメ？
みき
わたし……。
喉の奥で声が凍った。つないだ手から
冷気がしみ通って、すべてを凍らせてゆく。
けい
2人きりなら……
生きてれば、それでいいよね……。
みき
ち……が……。
指先が、腕が、喉が凍る。
目さえも凍って、何もみえない。
闇の中で、ふわりと暖かなものがかぶさった。
誰かの腕。誰かの鼓動。
強く優しく抱きしめられる。
みき
ちが……う！
美紀は、圭の手を振り払った。
けい
……！
みき
生きてればそれでいいなんて……
圭は、そんなこと言わない。おまえ、誰だ！
けい
ああぁぁぁぁ！　おまえは誰だ。なぜ邪魔する！
ここには美紀しか入れないはずなのに。
圭が、美紀の後ろを見る。美紀も振り返る。
暖かく抱きしめてくれたぬくもりの主を探して。
そこには……。
？？？
……。
みき
！
？？？
頑張ったね、美紀。
みき
……！
？？？
さ、よく見てごらん。あれは……あいつは何？
みき
あれは……圭じゃない。
みき
圭は、私の大切な過去で、ずっと私の一部。
でも全部じゃない。
みき
あの後、ゆき先輩と、学園生活部のみんなと
出会って、エトワリアに来て……。
みき
過去が私の全部を塗りつぶすなら……
それは、過去じゃない。悪夢だ。
みき
今の私には、この剣がある。盾がある。
このエトワリアの力で、あなたを倒す！
けい
しらない！　そんな美紀、しらない！
みき
でもこれが、私だから。
けい
美紀、友達がいっぱいできたんだね。
よかった……。
みき
……。
けい
私のことなんか忘れちゃうんだね……。
みき
忘れない。忘れないよ……。
けい
美紀が、いっぱい友達作ると、
私がどんどん小さくなってくよ。
けい
十年、二十年経って、小さくなって、
忘れちゃうよ……。
みき
そうかもしれない。でもね……。
みき
本当は圭にそうなってほしかった。
みき
ずっと仲良くできたらいいけど、
みき
圭に友達が増えて、昔のことなんか忘れるくらい
幸せになって、それなら、それでよかった。
みき
ずっと2人きりでいたいなんて思ってないよ。
本当の圭も、きっとそうだよ……。
けい
私ね、美紀が悲しそうだったから……。
みき
ありがとう。悲しいよ。ずっと悲しいけど……
でも、もう大丈夫。
けい
そうか。じゃぁ安心だ。
けい
さよなら、美紀。
みき
……。
みき
さよなら、圭……。

第十五节 あくむ
めぐみ
つらかったでしょう、丈槍さん。先生が
いなくなって、怖いことがいっぱいあって……。
ゆき
……。
めぐみ
つらかったでしょう、恵飛須沢さん。
めぐみ
毎日、同じ学校の子を葬って。
でも傷つかないふりをして。
くるみ
……。
めぐみ
つらかったでしょう、若狭さん。
減っていく食糧や水と、毎日、向かい合って。
ゆうり
……。
めぐみ
もう大丈夫よ。先生がいるから。
ここでずっと一緒にいてあげるから。
くるみ
つらいよ。でも、そうじゃないんだ。
ゆき
わかるよ……。本当の、めぐねえは、
こんなこと言わない。
くるみ
あんたは、あたしたちの悪夢だ。
あの時、ああしてればって後悔だ。
ゆうり
でも、後悔に負けて、立ち尽くすわけには
いかない。そう、めぐねえに約束したから。
くるみ
だから、後悔はここで終わらせる。
めぐみ
そう……強くなったわね。恵飛須沢さん。
くるみ
いくぜ！
めぐみ
……来なさい。
ゆき
ってストーップ！
悪夢だから倒すなんて、誰が決めた！
くるみ
え？
ゆうり
えっ？
めぐみ
えっ？
るう
……？
ゆき
そりゃ、ずっと一緒に、とかは困るし、
ちょっと反省してほしいけど。
ゆき
何も倒さなくてもいいんじゃないかな。
ゆき
本当のめぐねえじゃなくても、
いてくれたら嬉しいよ。
ゆき
つまり……共存共栄！
ゆうり
言われてみると……。
くるみ
そりゃ……そうだけどよ。
めぐみ
そうね。そうできたらよかったわね。
めぐみ
でも残念だけど、それは無理。悪夢を悪夢と
気づいてしまったら、もう目覚めるしかないのよ。
めぐみ
さもなくば、永遠の眠りにつくか……。
るう
……。
ゆき
えいえんにねむるのは……やだな。
ゆうり
お別れをいいましょう、ゆきちゃん。
ゆき
うん……。さよなら、めぐねえ！
ゆうり
さようなら、るう……。

第十六节 けっせん
めぐみ
力を合わせて、つらいことも乗り越えられるように
なったのね。これならもう安心ね。
ゆき
めぐねえ……。
めぐみ
さよなら、みんな。
るう
さよなら、りーねえ。
ゆうり
……。
ゆき
りーさん、大丈夫？
ゆうり
大丈夫よ、ありがとう。
みき
先輩！　いた、よかった。
ゆき
みーくん、どこいたの？　大変だったんだから。
悪夢がめぐねえで、永遠の眠りだったんだよ！
みき
よくわかりません！
みき
でも、たぶん、こっちもだいたい同じです。
圭が……いたんです。
くるみ
前言ってた友達か……。そうか……。
みき
私1人じゃ無理でした。
誰かが助けてくれたんですけど。
くるみ
そういやあたしの時も、誰かいたな。
ゆうり
私も……。
ゆき
誰だったんだろうね、あれ。
くるみ
よく知ってるやつだった気がする。
ゆうり
近くて、すごく遠い人みたいな……。
ゆき
めぐねえみたいだったかな。
みき
って、しみじみしてたら、なんか出ましたよ。
謎の魔物
ウゥゥ、ツゥゥゥ……。
くるみ
なぁ、こいつも共存共栄とか言わないよな？
ゆき
魔物さん、魔物さんは、よい魔物ですか？
仲間になりますか？
？？？
危ねえ！
謎の魔物
ウゥゥ、ツゥゥゥ……。
ゆき
え？　ええっ？
？？？
あとは大丈夫かと思ったけど、
もうちょっとだけ手伝ったほうがよさそうだな。
？？？
そうですね。
？？？
それじゃ、みんな、いくわよ。
？？？
はーい！
学園生活部
…………。
ゆうり
と、とにかく、私たちも続きましょ。
みき
は、はい。
くるみ
よっしゃぁ。
ゆき
れっつばとる！

第十七节 おはなし（这一节里来自未来的角色们与过去的自己对话，用？区分了两角色，所以注意主体）
謎の魔物
ウゥゥ、ツゥゥゥ……。
？？？
いやぁ強敵だったな。
でも、みんなの力で倒せてよかった。
？？？
あたしか？　あたしは、通りすがりの
シャベル好きだ。それじゃ、またな！
くるみ
待てや。
？？？
無理か。
くるみ
無理だろ。
ゆき
あ、あの、もしかして……
未来のわたしたち、ですか……？
くるみ？
うう……。
ゆうり？
さすがに、これ以上、隠すのは無理そうね。
みき？
仕方ありません。
ゆき？
はい、そうですよ。未来から助けに来ました。
みき
どうやって、未来から？
ゆうり？
帰ったら、きららちゃんとランプちゃんに
聞くといいわ。
ゆき
おー、す、すごい！
これが、未来のわたし……背、高っ！
ゆき？
丈槍さん、人のことを、あまり、
じろじろ見ると失礼ですよ。
ゆき
は、はい。でも……（ちらっちらっ）
くるみ
気になるよな……（ちらっ）
みき
ゆき先輩、くるみ先輩、ダメですよ。未来を
知っちゃうと、タイムパラドックスしちゃいます。
ゆき
たいむ・ぱらどっくす？
みき
時間が前後矛盾して、世界が崩壊するかも……。
ゆき
せかいほうかい！？
みき
それか、時間警察に消されるか……。
くるみ
じかんけいさつ！？
ゆうり？
大丈夫よ、そんなに気にしなくても。
みき
そうなんですか？
みき？
未来というのは、可能性なんです。
可能性はいっぱいあります。
ゆうり？
あなたたちは、いつか私たちになるかも
しれないし、ならないかもしれない。
くるみ？
あたしたち以外にも、未来はいっぱいあって、
全部、本当なんだ。
くるみ
なるほどなー、どうせ可能性なら聞きたいけど、
そっちは、あれから、どうなったんだ？
ゆき
わたしも知りたーい。
ゆうり？
そうね、教えてあげたいけど。
くるみ？
ま、ネタバレはダメだろ。
自分の未来は自分で切り開かないとな。
ゆうり
そうね。私たち4人、
1人も欠けずに大人になって……
ゆうり
そんな可能性があるってわかっただけで
十分だわ。
みき？
くれぐれも油断しないでくださいね。
こうならなかった可能性も、ありますから。
みき
……覚えておきます。
って自分に言うの、なんか変ですね。
みき？
ええ……。
ゆき
よし、未来はいっぱい！
ネタバレ禁止！　事件は解決！
ゆき
これで、みんなでエトワリアに帰れるね。
くるみ？
おっと、それはできないんだ。
ゆき
なんで！？
みき？
タイムパラドックスにはなりませんけど、やっぱり
現在と未来が一緒にいるのはよくないですから。
ゆき
えー、でも、今、一緒にいるじゃん。
ゆうり？
ゆきちゃん、それはここが夢だからよ。
ゆき？
私たちは、夢みたいなもの。
目を閉じて、開けるまでの間にだけあるの。
くるみ？
ちょっとつまずいて、
悲しい気分になる時あるだろ？
くるみ？
寝たら、いい夢を見て、
気を取り直して立ち上がった。
くるみ？
ここで起きたのは、それだけのことさ。
ゆき？
でももう、夢の時間は終わり。
私たちのことは忘れて、起きなさい。
ゆき
いやだよ……。
ゆき
忘れたく……ないよ。
ゆき
待って……、待ってみんな行かないで……。
ゆうり？
出会いがあって別れがあって。
くるみ？
だからって、何もかもなくなるわけじゃない。
みき？
時間が積み重なって、いつしか忘れてしまっても、
消えたわけじゃなくて。
ゆき？
覚えていることも忘れたことも、みんな
積み重なって、今のあなたがそこにいるから。
ゆうり？
だから、私たちは去ったりしない。
ずっとあなたの中にいる。
ゆき
でも……。
ゆき？
大丈夫。さ、目を開けて……。

第十八节 ただいま
ゆき
でも……忘れたく……ないよ……。
きらら
ゆきさん、まだうなされてる。
ランプ
心配です……。
マッチ
きららのコール、役に立ってるのかな……。
ゆき
忘れたく……ない！
ゆき
あれ……ここは？　エトワリア？
きらら
ゆきさん！
ランプ
よかった……目が覚めたんですね。
くるみ
ふぁーっ。よく寝た。
みき
頭が重いですね。どれくらい寝てたんでしょう。
ゆうり
菜園が心配だわ。
マッチ
みんな、目が覚めたみたいだね。
よかった、よかった。
ゆうり
よかった。菜園の水やってくれてたのね。
ランプ
はい、みんなで交代で水やりしましたから
大丈夫ですよ。
くるみ
それにしても……あたしたちキャンプしてたはず
だけど、何が起きたんだ？
きらら
悪夢を見せる魔物が、取り憑いていたみたいです。
みき
悪夢ですか。そういえば夢を見ていた気がします。
ゆうり
誰かに助けてもらったのよね。
ランプ
それはきっと、きららさんのコールですね。
夢の中に助けになる人を送ったんです。
みき
みなさんのおかげだったんですね。
ありがとうございます。
きらら
誰が助けてくれたかわかりますか？
くるみ
誰だっけ……。
ゆき
うーんとね、みーくんみたいに賢くて、
りーさんみたいに優しくて、
ゆき
くるみちゃんみたいに勇敢で、
めぐねえみたいに優しくて……。
ランプ
すごい方ですね。でも、そんな方、聖典に、
いらっしゃいましたっけ。
くるみ
いたような、いなかったような……。
みき
いなかったような、いたような……。
ゆうり
思い出せないわね。夢だから……。
マッチ
夢じゃしょうがないよね。
ゆき
そう。夢の時間は終わり！
今こそ、前に踏み出す時だよ、みんな。
くるみ
具体的には？
ゆき
学園生活部、ドキドキ・キャンプタイムの
再開だよ！
くるみ
それか！　まぁいいけどよ。
みき
きららさんたちも一緒に来ませんか？
きらら
もちろん！
ランプ
嬉しいです、是非。
マッチ
今度は魔物に襲われないようね。
目を閉じて、目を開けて。
昨日から今日へ。今日から明日へ。
合間に夢を見て、また目を覚まして。
明日がどっちで、未来がどこかは
わからないけれど。
それでも毎日、一歩ずつ歩いて行く。
いつかはエトワリアの毎日も
過去になるかもしれないけれど。
その時は、きっと懐かしく思い出すんだと思う。
でも、それはまだ先のこと。
今のところは、あともう少しは……。
わたしたちは、ここにいます。
ハイプリス
実験は失敗……か。
サンストーン
プロトタイプウツカイのことですか？
ハイプリス
ああ、コールされたクリエメイトからでは、
絶望のクリエは奪えなかった。
ハイプリス
やはり、オーダーされたクリエメイトでなければ、
意味がないようだ。
サンストーン
オーダー……あの禁呪に手を出されるのですね。
ハイプリス
覚悟はできているさ。……それは、君もだろう？
サンストーン
はい、どんなことがあったとしても、
私はハイプリス様の御心のままに。
ハイプリス
……それでは、世界を破壊に行こう。
真実をこの手に！
サンストーン
真実をこの手に！
うつつ
はえっ？　な、なんか目が覚めたはずなのに、
真っ暗なんですけど……！？
うつつ
夜中にしても何も見えなさすぎ……
ってか、まさか私が寝てる間に世界滅んだ系？
うつつ
ウソ……そんなのやだぁぁぁ……。
うつつ
っていうか……私、落ちてない？
落ちてるよね？　絶賛落下中ぅぅぅぅぅ！
うつつ
いぃぃぃやぁぁぁぁぁ！　ずっと死にたかった
けど、こんな死に方はいやぁぁぁぁぁ！

第十九节 じつはまだ（此后为后日谈剧情，所有角色均为成长后状态）
ゆき
……。
みき
ゆき先輩、どうしたんですか？
くるみ
ほっとけ、昔の自分を見て、
いたたまれないんだろ。
みき
あぁ……。
ゆき
納得しないで。そうだけど……。
みき
わかります。私も、昔の自分が……
初々しくて、ちょっと気を張りすぎてて。
くるみ
世界の崩壊。
みき
……。
くるみ
時間警察。
みき
……通りすがりのシャベル好き。
くるみ・みき
……。
ゆき
ほら、そこ喧嘩しない！
ゆうり
美紀さんは、昔に比べると、落ち着いたかしら。
みき
そうだと、いいんですけど。
くるみ
まぁともかくだ。
くるみ
あたしたちは、夢みたいなもの。目を閉じて、
開けるまでの間にだけあるとか言っといて。
ゆうり
まだ、こっちに、いるのよね……。
みき
せっかく、ゆき先輩が、
かっこよく決めたのに……。
ゆき
はずかしい……。
ゆうり
まぁいいじゃない。このエトワリアも
楽しそうだし。しばらく休暇と思えば。
みき
そうですけど……でも、嫌ですよ。
みき
町の食堂とかに行って、
ばったり昔の自分と会うの……。
くるみ
おい、やめろ。
ゆき
それは……怖いね……。
ゆうり
あまり先のことを考えても仕方ないわ。
それより、気づいてる？
くるみ
あぁ。
みき
もちろんです。
ゆき
え？　なに？
くるみ
そこの木陰に隠れてるやつ……でてこい。
めぐみ
……。
けい
……。
るう
……。
くるみ
……！

施工完毕，最后新·学园生活部4（7）人成立了新组织艾特瓦利亚防卫队，用以长期保护艾特瓦利亚一直都是一个“どんな世界も包み込む優しい世界”每个成长后的角色都有这样的一个称号

剧情大概上讲了利用薄荷梦魔法重新体验学园生活的在艾特瓦利亚的学园生活部四人，在续杯的过程中遇到了被第二章boss海普丽斯召唤的谜之魔物（现使怪）干扰力梦境，在眼看梦境即将变成将四人吞噬的梦魇的时候，薄荷辅助琪拉拉紧急在梦境中召唤了成长后的四人，她们及时赶到干涉梦境让四人成功醒来，并在事后受到指引成立新·学园生活部和艾特瓦利亚防卫队来继续保护艾特瓦利亚的故事。梗概中省略了很多日常，回忆杀，新可能，乱入内容等，感兴趣的同学可以等熟肉出炉后再享用哟。

第二十一节 エトワリア防衛隊（成长由纪剧情）
平和に満ちた世界エトワリア。
だが平和とは儚きもの。
儚き平和を守るために戦うものたちがいた。
人知れずエトワリアを狙う邪悪な影と戦い、
闇から闇へと葬るもの。
夜の夢に現れ、昼の光に消えるもの。
ありえざる異本。世界の厄災と戦う厄災。
その名は……エトワリア防衛隊！
ゆき
というわけで、第376回、
エトワリア防衛隊会議を始めたいと思います。
けい
わー、どんどんぱふぱふー。
めぐみ
もう、そんなにやったのね。
みき
やってないです。適当です。
ゆき
というわけで、各人報告を、どうぞ。
まずは秘密基地から！
ゆうり
秘密基地の畑は順調に実ってるわ。
ここ、成長が早いみたい。
くるみ
井戸が掘れたぜ。
これで風呂と飲み水には困らないな。
けい
遠征班は、果物のなる木を見つけたよ。
みき
食べられるキノコも見つけました。
ゆき
みなさん、すごいですね。
秘密基地が、どんどん充実していってます。
めぐみ
待って……。待って、待って。
ゆき
……ん？
めぐみ
なんだか……エトワリア防衛隊っていうより、
キャンプ生活自給自足会議になってない？
一同
……。
ゆき
しかた、ないんです……。
だって里に降りれないから。
くるみ
昔の自分と顔を合わせるのは……ちょっとな。
みき
でも、このままでは本当に学園生活部じゃなくて、
野外サバイバル部になってしまいます……。
めぐみ
エトワリアを防衛するなら、きららさんたちと
連携しないと無理じゃないかしら。
めぐみ
だとすると、昔のみんなを避けてばかりも
いられないわ。
ゆき
わかってるけど！　わかりたくない！
めぐみ
ゆきちゃん、先生がそれじゃダメでしょ。
ゆき
先生なら生徒を、もっと優しく、
いたわってほしい……。
めぐみ
……きららさんに聞いてみたんだけど、
このエトワリアの出来事は、
めぐみ
向こうからすると夢みたいなものらしいわ。
めぐみ
だから、未来のことを知られたら困る、とか、
そんな心配はしなくていいみたい。
ゆき
さらなる正論……！
みき
ゆき先輩、あきらめましょう。
いつまでも逃げてるわけにはいきません。
ゆき
大丈夫かなー。
あのくらいの年頃の子って難しいからさ。
ゆき
ぐれたりしないかな……。
くるみ
ぐっ。ぐがっ。ぐほっ。
ゆき
くるみちゃん、ど、どうしたの。
くるみ
いや……ぐれた、ゆきって、おまえ……ぶふっ。
けい
変なツボに入ってる。
ゆき
そんな変かな……ぐれた私。
ゆうり
不良のゆきちゃん……ちょっと想像できないわね。
みき
やはり、木刀とか持つんでしょうか。
くるみ
サングラスかけるとか。
けい
特攻服着てバイク乗って。
めぐみ
それはそれで見てみたいわね。
ゆき
うー、他人事だと思って……。
みき
みんな、ゆき先輩のことを信頼してるんですよ。
ゆうり
そうね。
ゆき
不良になったりしない？
くるみ
なったらなったで面白いじゃん。
ゆうり
そうね。
ゆき
ちょっと！？
めぐみ
ゆきちゃんは強い子だから。
めぐみ
たまには道に迷って、ちょっとぐらい奇行に
走ったりするかもしれないけど。
めぐみ
でも、本当に道を外れたりはしないわ。
ゆき
そ、そっかなー。
みき
そうですよ。間違いありません。
めぐみ
だから、安心して会ってらっしゃい。
ゆき
……はぁい。
みき
よかった、これで、もう大丈夫ですね。
ゆうり
ゆきちゃんに任せておけば安心ね。
くるみ
うんうん、よかったよかった。
めぐみ
ダメですよ、1人に押しつけちゃ。
みんなも、ちゃんと会ってらっしゃい！
めぐみ
宿題ですからね。ちゃんとチェックしますからね。
一同
……はーい。
ゆうり
ふふっ。なんだか、本当に昔みたいね。
くるみ
めぐねえも、宿題さえ出さなきゃ、
いい先生なんだけどな……ってな。
ゆき
みんな！　めぐねえを責めちゃだめだよ！
ゆき
宿題は……出すほうもつらいんだよ。
本当は出したくないんだよ。
みき
そうですね。
佐倉先生は私たちのことを思って……。
ゆき
宿題はね……出したら採点しないと
いけないんだよ！　クラス全員分！　1人で！
けい
そこ！？
めぐみ
そうなのよぉぉ。
ゆきちゃん、わかってくれるのね。
ゆき
先生ですから。
ゆうり
成長してるんだか、してないんだか……。
平和なエトワリアを狙う邪悪な影と戦い、
闇から闇へと葬るもの。
夜の夢に現れ、昼の光に消えるもの。
ありえざる異本。世界の厄災と戦う厄災。
エトワリア防衛隊。その実態は、
今も謎に包まれている……。

第二十二节 わたしの未来　あなたの現在（？？？即大人のゆき）
ゆき
ふんふふーん、ふふーん。
？？？
（ぱたぱたっ）
ゆき
……ん？
？？？
（ささっ）
ゆき
……今、誰かいたような……。
？？？
……。
ゆき
……だーるーまーさーんがーころんだ！
？？？
！
ゆき
見つけたっ！
？？？
あ、あの、ごめんなさい。
怪しいものじゃないですよ。
ゆき
こっそりつけるのは、怪しいよ。
ストーカー、ダメ！　絶対！
？？？
うっ、そうね、ごめんなさい……。
ゆき
大人の……ゆきさん、だよね？　こっちに
来てるって、きららちゃんから聞いてるよー。
大人のゆき
え、聞いちゃってたの！？
（めぐねえが伝えたのかしら……）
ゆき
ええっと、ゆきさんは未来から来たんだよね。
大人のゆき
そうね、ゆきさんから見ると、そうなるかな。
ゆき
未来はどう？　人類、復興した？
大人のゆき
うーん、まぁまぁしたかな。
大人のゆき
でも、私の未来が、ゆきさんの未来に
繋がってるかは、まだわからないから……。
ゆき
エアカーとか飛んでる？　火星有人探査は？
大人のゆき
聞いてない！？
ゆき
巨大ロボットとか、わーぷ航法とか、
たいむましんとか！
大人のゆき
そこまでの未来じゃないわよ。
というか、私、何歳に見えてるの！？
ゆき
二千歳？
大人のゆき
えっ。
ゆき
未来だから、不老不死とかあるし！
大人のゆき
未来に対する信頼がすごい！？
ゆき
だって、ゆきさんは、
こうして時間と世界を越えてるんだから、
ゆき
それくらいできてても、
おかしくないんじゃないかなー。
大人のゆき
説得力！？
大人のゆき
私は、きららさんの魔法で呼ばれただけで、
自力で世界を越えたわけじゃないのよ。
ゆき
そっかー。残念。
大人のゆき
（……ん？）
大人のゆき
と、とにかく。しばらくこちらで暮らすことに
なったから、よろしくね。
ゆき
了解！
大人のゆき
え、あ、そうね。ありがとう。
お世話になるかも……。
ゆき
あ、もう、こんな時間。シン・グレート文化祭の
打ち合わせしないと！　じゃ、このへんで。
ゆき
またね、ゆきさん！
大人のゆき
はい、またね……。
大人のゆき
……。
大人のゆき
……。
大人のゆき
ちょっと待って。ゆきちゃん。
ゆき
……え？
大人のゆき
先生に隠してることない？
ゆき
ナ、ナンノコトカナ？
大人のゆき
そうやって、おどけて煙に巻くのは、
何か心配があるからでしょ？
大人のゆき
私に隠しごとはできないわよ。だって……。
ゆき
だって同じ、ゆきだから？
大人のゆき
だって先生ですから。
ゆき
そっか。わたし……先生になったんだ。
大人のゆき
あ……。
ゆき
もしかして、秘密にしとこうと思ってた？
大人のゆき
えと……こほん……とにかく。ゆきさん、
何か隠してますね。心配なことがあるんでしょう？
ゆき
心配ってほどじゃないけど……。
ゆき
あのね、エトワリアで、ごはんの心配もなくて、
毎日、お風呂に入れて。
ゆき
みんな、みんな、よくしてくれて、
すごく楽しいけど……
ゆき
でも、このままでいいのかって思うよね。
大人のゆき
そうね……。
ゆき
エトワリアで、そうりょになったけど……
ゆき
この力をもっていけたら、
かれらを浄化できるかもしれない。
大人のゆき
だから、世界を越えるって言ってたのね。
ゆき
うん……。ゆきさんのところは、
復興したんだよね。もしかして……。
大人のゆき
ごめんなさい。魔法の力で復興した、
という記録はないわ。
大人のゆき
私にとって、エトワリアに来たのも、
これが初めてなの。
ゆき
そっか……。
大人のゆき
それでいいのかもしれない。
2つの世界が交流するってことは――
大人のゆき
――エトワリアにかれらが来るかもしれないって、
ことでしょう？
ゆき
……！
ゆき
そっかぁ……。わたし、余計なことしてたのかな。
大人のゆき
余計じゃないわよ。ただ、もう少し、
よく考えたほうがいいってだけ。
ゆき
もう少し考える……苦手なやつ！
大人のゆき
……じゃぁ得意な人に頼ったらどうかしら。
ゆき
りーさん、とか？
大人のゆき
そうね。1人で抱え込むのがよくないって、
ゆきさんは知ってるでしょ。
ゆき
さっすが、ゆきさん。先生みたい。
大人のゆき
みたいじゃなくて、先生ですから。
ゆき
そっかぁ……。
ゆき
……。
大人のゆき
……。
ゆき
ね……わたし、本当に先生になるの？
大人のゆき
それは、ゆきさん次第よ。
未来は決まってないわ。どうかしたの？
ゆき
わたし、ずっと、めぐねえみたいな先生に
なりたいなって思ってたんだけど……。
ゆき
こっち来て、他のお仕事も、いいなって
思ったんだよね。

ゆき
看護婦さんとか……郵便屋さんとか……
スイマーとか！
大人のゆき
いいことじゃない？（スイマー？）
ゆき
それで……先生になった、ゆきさんの感想は
どうかなって。
大人のゆき
怖いこと教えてあげようか？
ゆき
う……なに？
大人のゆき
先生って、なるだけなら簡単に、なれるわ。
でも、いい先生になれるかは別の話よ。
ゆき
お、おおお……。
ゆき
ゆきさんは……いい先生に、なった？
大人のゆき
私なんかが本当に先生でいいのかなって、
毎日、悩みながらやってるわ。
ゆき
……その顔。
大人のゆき
え？
ゆき
今、すっごく楽しそうな顔してた。
大人のゆき
そう？　じゃぁ、そうなんでしょうね。
ゆき
よし、わたし、決めた！
大人のゆき
よかった。
ゆき
何に決めたか、聞かないの？
大人のゆき
そうね。決めたことより、考えたことのほうが
大切だから。
ゆき
そっか……。じゃ、もちょっと考えるね！
大人のゆき
そうね、いってらっしゃい。
ゆき
じゃ、またね、ゆきさん……ゆきさんって
言いにくいな。ゆきねえ、ゆきねえでいい？
大人のゆき
いいけど、自分に言われると複雑ね……。
ゆき
細かいことは気にしない！
まったねー、ゆきねえ！
大人のゆき
さて……ゆきさんにはえらそうなこと
言ったけれど……私は、どうしようかな。
大人のゆき
ここに来た意味、探さないと……。
ゆき
こっちの暮らしはわたしのほうが先輩だから、
困ったことがあったら何でも聞いてね、ゆきさん。

第二十三节 手にしたすべてが夢だとしたら（成长美纪好感剧情）
みき
来てくれたんですね。
大人のみき
ええ。こちらからも会いたいところでしたし。
それで、何の用ですか、私？
みき
……本当に、いたんですね。未来の私。
大人のみき
不思議なところですよね、エトワリアは。
みき
本当は、会わないほうがいいと思うんです。
未来を知ってしまうのはズルですから。
大人のみき
未来は、そこまで決まったものではないです。
大人のみき
私が、あなたの未来になるかは、
まだわかりません。
大人のみき
でもまぁ、知らないほうがよいだろうと思います。
みき
はい。でも……あなたに、私にしか
相談できないことがあるんです。
大人のみき
聞きましょう、私。
みき
私は、この世界の存在を……
疑ったことはありますか？
大人のみき
この世界、エトワリアを？
みき
はい。
大人のみき
……。
みき
……。
大人のみき
ありますよ。
みき
よかった……。私だけかと。
大人のみき
そうは言っても、私も私だから、
意味があるかはわからないけどね。
みき
それはそうですけど……不安なんです。
みき
この世界が、あまりにも優しすぎて。
まるで誰かが描いたおとぎ話みたいに。
みき
私たちは……
おとぎ話の登場人物なのかもしれない。
みき
赤の王様が目覚めたら消えてしまうような。
みき
もしかしたら……私は夢を見てるのかもしれない。
みき
あの懐かしい校舎のどこかで、
走馬灯を見てるのかも。
みき
あるいは……あのかれらに蝕まれた世界自体が、
幻想だったのかも。
みき
交通事故に遭って
どこかの病院で昏睡状態なのかも。
みき
そんなことを思って……怖いんです。
眠れなくなるんです。
みき
怖く、ありませんか？
大人のみき
もう怖くはないですね。
みき
え？
大人のみき
まず走馬灯仮説ですが、
図書館に行ったことはありますか？
みき
……？　は、はい。
大人のみき
催眠術を使って、夢を見ている人に、
寝てるままで質問する実験があります。
みき
はい。
大人のみき
本を読んでる夢を見てる人に、その本を
読み上げてくれと頼むと、どうなると思います？
みき
事前に暗記してる本とかならできるかもしれません
けど……そうでないと難しいでしょうね。
大人のみき
その通りです。実験でも、読めませんでした。
大人のみき
人間の脳の処理力には限界がありますから、
夢の本を一字一句読み上げるのは無理なのです。
みき
そっか。これが走馬灯なら……
図書館に行けばわかる。
大人のみき
図書館にある本の内容を、
全部自分で思いつくことは無理でしょうからね。
大人のみき
一文字ずつ本を音読し、書き写しましたが、
矛盾や、怪しい点は見当たりませんでした。
みき
でも、そういう夢を見てる可能性はないんですか？
大人のみき
ないとは言いませんが、それを言ったら、
すべてが疑えてしまいますからね。
大人のみき
もちろん、夢でなくても、仮想世界、
ＶＲ的なものである可能性はあります。
みき
はい。
大人のみき
仮想世界の弱点は物理演算です。世界が処理落ち
するようなことをすれば、違和感が出るはずです。
みき
たしかに……。でも、どうやったんですか？
あれ、そういえばこの前、山火事が……。
大人のみき
結論として、大規模処理に相当する出来事でも、
処理落ちなどのバグは見つかりませんでした。
みき
（あ、目をそらした）なるほど……。
大人のみき
仮想世界とするには、この世界はディティールや
処理が細かすぎるというのが今のところの結論です
大人のみき
もちろん、ここが超高度な仮想世界である可能性は
否定できませんけど。
みき
なるほど……。あ、魔法はどうでしょう。
みき
魔法なら、本物そっくりの夢を
作れるかもしれません。
大人のみき
たしかに、そういう魔法はあるようです。
大人のみき
夢見の水晶玉に、魔法の遊戯本。
専門の人に聞くのが良いでしょうね。
みき
わかりました。今度聞いてみます。
大人のみき
まだ怖いですか？
みき
あ、そういえば……あまり怖くないです。
みき
そっか……。私、エトワリアが怖かったんじゃ
なくて……わからないことが怖かったんだ。
みき
未来の私は物知りなんですね。
大人のみき
ちょっと、旅をしただけですよ。
みき
旅……？
大人のみき
ええ。世界が少しだけ平和になって、
大人のみき
好きなところに好きなだけ歩いていけるように
なりました。
みき
それは……うらやましいです。
大人のみき
ここなら、旅ができますよ。
みき
そっか……。
大人のみき
怖いこと、わからないことがあったら、手がかりが
見つかるまで歩いていけばいいんです。

みき
なるほど、さすがは私。年の功ですね。
あ、痛い、痛い。ほっぺた引っ張らないで……。
大人のみき
そんな年ではありません、私。ちょっとだけ
お姉さんなだけです。
大人のみき
わ・か・り・ま・し・た・か？
みき
ふぁい……。はい……。
大人のみき
よろしい。
みき
それで、先輩は……あっ。
大人のみき
いいんじゃないですか？
未来の私、とかより言いやすいですし。
みき
そうですね、先輩。
これからも、よろしくお願いします。
大人のみき
よろしい、後輩。これからもよろしくね。